前回の【うぬ】は友人と見せ合い、驚いたことにお互いが描いた【うぬ】には「ふたつの側面がある」といった共通点がありました。オンラインでの公開だったため、「そんな共通点が見られる作品だったのか。それとも文字にそのようなイメージを働かせる要素があったのか」と驚きました。
他の文字でも同じようなイラストが生まれるのだろうか、と好奇心から第2回目が始まりました。第2回目は【ぎょさ】という文字でした。この文字の選出はExcelのランダム関数で抽出し、見いだした文字です。好きな2文字とかでも良かったのですが、無意識に自分が知っている単語の羅列となりそうだったため、機械による言葉の選出で行いました。
第2回目が終わった頃から、このお絵描き遊びに名前をつけ、できる限り継続していこうと考えるようになりました。
制作の過程
【ぎょさ】という言葉を目にしたとき、【魚差(ぎょさ)】といった当て字が頭に浮かびました。おそらく、魚の絵を書きたかったのかもしれません。【魚差】って魚の差(比較)だと思うのですが、それだけだとわけが分かりません。
次に、【ぎょさ→よさ→良さ】や【ぎょさ→ギョウザ】と発音のイントネーションから連想してみました。これは魚の良さ(鮮度?)を比べる言葉を示すのかもと考え、前回に作成した【うぬ】のような生物ではなく、何かを説明するための用語が【ぎょさ】という単語なのではないか、と考え始めました。
さらに、【ぎょさ】の単語を2つの文字に分解し、【ぎょ】の文字に着目しました。【ぎょ】は「ギョッとする」といった驚きを示すイメージが強く、【さ】は何かを比べる時に使う用語(差)のイメージが先行しているようです。これらの文字の羅列から【ぎょさ】には見比べたり、見間違えて驚いたりといった意味が含まれていそうだと思いました。
これらの考えをまとめ、【ぎょさ】という作品を完成させることにしました。
作品の説明

よさが少しなまり、「ぎょ」から魚に関する鮮度や大きさを比較する言葉。第3者のような客観的立ち位置で使われる。また「ぎょ」=驚く様子+「さ」=比べるから見比べる、見間違えるといった魚に関わらず、一般的に用いられる。
文字情報
1文字目:日本語
2文字目:日本語
投稿日:2022.7.31
制作後の感想
完成までに時間がなく、個人的には説明文が足りていないまま、終わらせてしまったことが後悔です。もう少しひねりが欲しい点や説明として日本語が不自由な感じになっています。落ち着いて、文を書き直せるとするならば次のような文書が適切なのかな、と思いました。
魚に関する鮮度や大きさを比較する言葉。良さがなまり、主に漁村で使われる。言葉の発生は、「ぎょ」=驚く様子+「さ」=比べる、が合わさった造語ともいわれる。一般的には「見比べる」や「見間違える」といった意味合いになり、魚に関わらず用いられる。
思ったような作品へと反映できず、上手くいかないこともありますが、回数を積み重ねていくことで、創作的な発見があるのかな、と思いました。
他にも作品がありますので、
引き続きお楽しみください!
また、もじつけ仲間も募集しております!
「もじつけ」に興味がある方は気軽にご連絡ください。




コメント