こんにちは、「生成AIと会話をしている方が気を遣わなくて楽だわ」といった声をチラホラと聞きますが、それは「もっと人と向き合う必要がある」といったことを露呈しているだけではないでしょうか。
確かに、生成AIのおかげで、スムーズな自己決定ができるような気がしますし、生成AIはロボット三原則に従い、人間に害をなすことはありません。しかし、人間により良い回答をするため、使用者の当人は対等に扱っているように感じていても、構造的には「〇〇調べてよ」「〇〇の良い案だしてよ」とヤンキー漫画でありがちな焼きそばパンを使いに走る下っ端のように見えなくもありません。果たして、これは健全な使い方なのでしょうか。
さて、今回は【自分にとっての適切な距離感】について書いていきたいと思う。
人間関係で「健全な境界線」を引くための、自分なりのガイドを書いてみてください。
【健全な境界線】とは何でしょうか。対人関係において、関係性が深まると他者のことをより深く知ろうとしてしまうし、相手が「こんな行動をするから私はこのように振舞おう」と察したり、配慮したりしてしまう。おそらく、この時点では【健全な境界線】が保たれていると言えるのでしょうか。
【健全な境界線】は健全と非健全の境界線が薄いものではなく、連続体であり、境界線を二分することができるのではないかと思いました。非健全の先には【欲望の世界】があり、健全の先には【堅実の世界】が構成されています。
【欲望の世界】は自分の意のままに相手を操る世界で、 自分中心に物事が進む世界です。相手のことは気にすることもなく、むしろ相手を上手く利用したりしながらあり続ける世界といえます。他方、【堅実の世界】は自分を律し、相手との利益を話し合いながら物事が進む世界です。相手と対等であり、相手に気遣う行動を考え、自分の振舞いに意識した行動を示す世界といえます。
【欲望の世界】や【堅実の世界】は、利他的行動や利己的行動といった概念で表すことができるかもしれませんが、【世界】というのは意識の中だけで発生する空間であるため、今回は使うことができなさそうです。
では、【境界線】とはなんでしょうか。各世界を繋ぐ架け橋のような存在であり、意識の決定においでゆらぎが発生しやすい場所です。おそらくより細かく見ていくと、【健全な境界線】と【非健全な境界線】の間に【混沌】といった秩序のない混じった世界がありそうです。
さて、話がややこしくなってきたので、図解にすることにしました。こんな感じです。

要するに、対人関係において、相手との利害関係を予測し、立場を変え、時には変えられているのです。
さて、ある程度枠組みができてきたため、【健全な境界線】の線引きを始めていこうと思う。それは、駆け引きをしながら【居心地のよい空間】を作り上げることです。考えている中で、【単純接触効果】、【サードプレイス】、【パーソナリティ・スペース】が頭によぎりました。
単純接触効果とは、相手と会う頻度が増えるほど親密な他者へと昇格するというものです。関連用語には、してもらった事を返してあげようとする【好意の返報性】という関係の進展に用いられる用語もあります。2つとも対人関係に関連する心理学用語であるが、【健全な境界線】を揺らがす要因になりそうなため、今回は保留とします。
【サードプレイス】は家でも、学校でもない第3の居場所という空間作りの概念です。カフェなどが挙げられます。今回は対人関係の空間のため、使用することができません。
【パーソナリティ・スペース】は個々人に他者を受け入れても良い距離感がある、というもので関係性の度合いで受け入れられる距離感が変動するといったものです。他者の世界を想像しがたいので、【健全な境界線】を保つのは難しそうです。
健全との対比を不良にするとイメージが定着しやすいのかもしれません。そうすると、健全な境界線の定義として、「他者を陥れるような行為や意識を向けないこと」となりそうです。
今回は頭の中で行ったり来たりしながら【境界線】の解釈を噛み締めていました。人に干渉されている感覚も日常の中にありますが、おそらく境界線の攻防がなされているのでしょう。
私の考えは意識の世界ですが、あなたは、どこに【健全】を置き、説明をするのでしょうか。非常に興味深いものです。


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