6月の発達支援:楽しいカエル遊びの提案

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こんにちは、6月も終盤ですね。今回は6月の発達支援について紹介していきたいと思います。なぜ、6月終盤になったのかといいますと、実施しようと思っていたけどできなかった支援プログラムであるからです。ここに書き残すことで、誰かが実践してもらってもよいですし、来年の自分に書き残してもよいのかもしれません。

カエル・ジャンプ

カエルの動きは体に負荷をかけます。屈んだ状態からジャンプします。両手は床に添えるだけで両足で床を蹴ります。バランスが取れないと床に顎を打ちつけてしまうので注意が必要です。

初めての場合は10回ぐらい連続で行うとそれだけで疲れてしまいますが、休憩をはさみながら適度にやると良いと思います。始めは一緒に「ゲコ、ゲコ」とジャンプした後に発声するといったなりきり遊びをすると、子ども達にもカエルのイメージがつくとおもいます。

また、ジャンプの距離を広げたい場合は目標となるフラフープを用意し、最初は隣につけ、次は3cmと少しずつ距離を置きながら配置していきます。「このハス(フラフープ)にカエルが乗れるようになりましょう」と伝え、少し先に飛ぶ感覚を養ってもらいます。下に落ちてしまっても、「カエルさん水に落ちちゃった。またハスの上に登って飛び越えよう」とフラフープ以外を水であるイメージを共有し、再挑戦してもらいます。

ミスが続くと子どもは遊びが嫌になってしまうため、必ず飛べる距離と少し頑張ったら飛べそうな距離を予想しながら取り組みます。トレーニングで筋力がついたら飛べるかもしれませんし、身長が伸びない限り飛べない距離もあります。その子にあった適切でチャレンジができる距離というのは2回に1回は成功できるぐらいの距離で、疲れたら距離も維持できなくなるので、約10回で1セットが良いのかもしれません。

また、年齢があがり、ハスがなくともジャンプ遊びに慣れてきたら、壁面に昆虫のイラストを貼って準備をします。「あ、あそこにカエルさんのエサがあるよ。食べに行こう」といった身体を使うだけでなく、エサがどこにあるか視野を広げたり、方向転換をしたりといった複雑な遊びへと変化していきます。もし、エサの難易度によっては低い位置だけでなく、高い位置にも配置することで部屋中を見るキッカケになるかもしれません。もし見つけられなさそうであれば、「あと1匹いるけど、あの辺どうかな」と指で円を描くと見つけるための情報を軽減できるため、遊びが長く続くと考えられます。

初めは一緒に跳ね、ゲコと発する、これがカエルだという認識を持ってもらうことに働きかけていました。しかし、レベルをあげると、カエルはハスの上をジャンプする生き物で、カエルは色んな場所にエサを取りに行くようになります。

【運動・感覚】領域の「身体がブレることなくジャンプができる」といった体幹を鍛える必要がある子どもに必要な能力を養う練習にもなります。また、【認知・行動】領域の「1つのルールに従って遊べる」といった単純なルール(ハスの上にジャンプする)に従った遊びを身につける練習をすることができます。

カエルの輪唱

輪唱ときくと【かえるの歌】を思い出します。「かえるの『かえるの』」と少しズレて歌う遊びです。【かえるの歌】を覚えているのであれば歌いながら輪唱を学ぶのも最適ですが、最初は【まねっこ輪唱】で良いと思います。

【まねっこ輪唱】というのは、支援者か子どもが発した言葉をすぐにマネッコするというものです。始めは支援者が子どもの言葉をまねるとよいと思います。急に始めても子どもは混乱するので、「今から〇〇さんが何か話したら先生も同じ言葉を話してみます。ただお下品な言葉や相手を嫌な気持ちにする言葉はマネッコしません」と伝えてから始めるのが良いでしょう。

1分ほど続けたあと、「今度は先生がいった言葉をマネッコしてみてね」と伝えます。通常の会話よりもゆっくりと話、単語ごとに区切って話をすると、その子どもに応じた言葉の獲得の練習になるのかもしれません。

【輪唱】は歌の世界だけでなく、学習支援に直結します。中学校になると英単語の学習の際にシャドーイングといった技法で英語学習をされると思います。また、音読の即時訂正も正しい読み方を耳で学ぶための方法として行われています。遊びを通して、【輪唱】を身につけられることは色々な言葉の学習に必要な要素となるのです。

【言語・コミュニケーション】領域の「職員の言葉を復唱することができる」といった耳で聞いた言葉を音声に出力する練習にもなりますし、【認知・行動】領域の「単語を区切って発することができる」といった【輪唱】の中で単語レベルを理解し始めれば区切りの理解へと繋がります。

カエルのレスリング

この遊びでは折り紙を使います。折り紙で【ぴょんぴょんカエル】を作ります。【ぴょんぴょんカエル】をハスの土俵に用意し跳ねさせます。土俵はお菓子のカンカンなど中身が空洞だと、カエルが跳ねやすいのでオススメです。

ルールは相手のカエルと交互に跳ねさせます。勝利条件は相手のカエルをリングから落とすこと、または相手の上に乗っかり3カウント維持できれば勝利です。

折り紙で【ぴょんぴょんカエル】を作ることだけでもなかなかの難易度ですが、そのカエルを跳ねさせるとなると、指先で弾く力(微細な操作)が必要となります。ただ長押しをしていてもカエルが潰れてしまいますし、軽く触れても上手く飛ばすことができないのです。

このスキルをよく使うのはピアノの操作やタイピングの操作です。ピアノやタイピングが複数の手を同時に力を入れすぎずに押すことを求められます。そのため、発達のスキルとしてもそこまで優先度が高くはありませんが、指先の強弱を適切に学ぶためには【カエルのレスリング】があっても良いのかもしれません。

折り紙ではなくても、【カエル・ジャンプ】というプラスチック製のおもちゃがあります。【カエルのレスリング】とやることは変わりませんが、このおもちゃは跳ねる事に特化しているため、レスリングをするにはより広いハスを用意してあげた方が面白いかもしれませんね。

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カエルとおもちゃ

実際に購入して面白かった玩具ですが、【ホッパーズ】というものがあります。どんなおもちゃかと言いますと、ひとつ隣にカエルがいたら飛び越えることができます。指定されたマスにカエルを配置し、ジャンプさせることで全てのカエルを回収するというものです。ステージは40もありますので、楽しんでみてください。

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【FROGGIES】はより知育的なおもちゃで、スゴロクのマス目に対して、対応するカエルや色を揃える遊びです。【トランプ:スピード】を思い浮かべるおもちゃですが、視野を判断を養う練習としては最適なのかもしれませんね。

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