「チャー!」「メン!」で大騒ぎ! 6歳から大人まで夢中になる『音速飯店』

おもちゃ紹介

「ちゅうも〜ん!」

そんな掛け声とともに、中華料理店の厨房が一気に慌ただしくなる。

「チャー!」
「ハン!」
「メン!」

テーブルの上をカードが行き交い、次々と料理が完成していく。

ところが、のんびりしている暇はありません。

「あっ、そのカード出せる!」

そう思った瞬間、隣の人が先にカードを出してしまう。

「取られた!」

思わず笑ってしまうような小さな悔しさと、次こそは負けないという熱さ。

それが、すごろくやのカードゲーム『音速飯店』です。

対象年齢は6歳から大人まで。2〜6人で遊べて、1回のプレイ時間は約15分。ルールも「すぐわかる」とされているため、ボードゲームに慣れていない人でも始めやすい一作です(sugorokuya.jp)。

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まずはカードを配るだけ。難しい準備は必要なし

『音速飯店』で使うのは、料理名の一部が書かれたカードです。

「チャー」「ハン」「メン」「タン」「シュー」など、カードには中華料理を作るための言葉が書かれています。

ゲームが始まったら、それぞれにカードを配り、残ったカードを山札として準備します。

そして「ちゅうも〜ん!」の合図でスタート。

ここからは、順番に一人ずつカードを出すのではありません。

場に出ているカードにつながるカードを持っている人が、誰でも出してOK。

たとえば、場に「チャー」のカードが出たとします。

手札に「ハン」があれば、

「チャー」→「ハン」

とつなげて「チャーハン」を完成させられます。

さらに「タン」→「メン」とつながれば「タンメン」。

「チャー」→「シュー」→「メン」と続けば「チャーシューメン」。

このように、場に出たカードを見て、「次に置けるカードは何だ?」と手札を探します。

見つけたら、カードに書かれた言葉を声に出して、すぐに場へ。

この「見つけた人から出す」という仕組みが、ゲームを一気に加速させます。

実際にやってみると、こんな展開に

たとえば4人でゲームを始めたとしましょう。

最初に場へ「チャー」のカードが出ました。

Aさんは手札を見ます。

「ハンがある!」

ところが、Aさんがカードをつまんだ瞬間、Bさんが先に「シュー!」。

「チャー」につながって、料理が一つ完成しました。

「じゃあ次は……」

Aさんがもう一度手札を見る。

今度は「メン」が見つかりました。

「メン!」

すると別のプレイヤーが「タン!」。

今度は「タンメン」へつながっていきます。

「えっ、そっち!?」

場のカードが変われば、狙える料理も変わります。

さっきまで「ハン」を探していたのに、今度は「メン」が必要になる。

自分の手札だけを見ていても間に合いません。

場の状況を見ながら、手札を探し、出すタイミングを判断する。

これを全員が同時に行うため、ゲーム中は自然と「早く見つけたい!」という気持ちが高まります。

そして、手札が残り少なくなってくると、さらに緊張感が増してきます。

「あと2枚!」

そう思っているところで、欲しいカードがなかなか出せない。

一方で、別の人はどんどんカードを減らしている。

「待って、次それ出せる!」

と焦ってカードを探しているうちに、別の料理が完成してしまう。

こうした小さな攻防が、短いゲームの中に何度も起こります。

「自分の番」がないから、全員が参加できる

初心者にとって気になるのが、「ルールは難しくないの?」というところでしょう。

『音速飯店』の基本的な考え方はシンプルです。

場にあるカードにつながるカードを探す。
見つけたら声に出して出す。
料理を完成させながら、自分の手札を減らしていく。

これが基本です。

公式では、対象年齢6歳以上、2〜6人、プレイ時間約15分、ルール難度「すぐわかる」と紹介されています。(sugorokuya.jp)

しかも、一人ずつ順番が回ってくるタイプではありません。

ここが、一般的な「自分の番を待ってから考える」ボードゲームとは大きく違うところ。

誰かがカードを出したら、全員がその瞬間から次の手を探します。

つまり、ゲームをしている間は基本的に誰も「待ち時間」になりません。

初めて参加する人も、場のカードと自分の手札を見ていれば、次に何をすればいいのかが自然とわかってきます。

言葉遊びなのに、じっくり考えている暇がない

『音速飯店』をほかの言葉遊び系ゲームと比べると、その特徴がよりわかりやすくなります。

たとえば、しりとりのように「次にどんな言葉を出そう?」と頭の中で考えるゲームがあります。

『音速飯店』では、言葉を自由に考えるわけではありません。

カードに書かれた言葉を使って料理を作るので、選択肢は限られています。

その代わり、

「今、何が出ている?」
「自分は何を持っている?」
「誰かに先を越されない?」

という判断が、ほぼ同時に求められます。

そのため、頭を使うゲームでありながら、考え込むほど不利になることも。

「わかった!」

と思った瞬間に、別の人が先にカードを出す。

この一瞬の取り合いが、『音速飯店』独特のテンポを生み出しています。

ボードゲーム紹介でも、『ワードバスケット』などとの比較から、場のカードが次々と変化し、展開が止まりにくいゲームとして紹介されています。(boku-boardgame.net)

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子どもと大人が同じテーブルで競える理由

『音速飯店』は6歳から遊べるゲームですが、だからといって「子ども向けだから大人には簡単」というわけではありません。

むしろ、大人は大人で別の難しさがあります。

「次はこのカードだな」と考えているうちに、子どもが先にカードを出す。

手札の中から目的のカードを探している間に、場の状況が変わる。

慣れてくれば、「このカードは今すぐ使うべきか、それとも次まで残しておくべきか」と考える場面も出てきます。

もちろん、最初からそんな戦略を意識する必要はありません。

まずは、

「場を見る」→「手札を探す」→「声に出して出す」

この3つだけ覚えれば十分です。

そして一度遊び終わったら、

「今の料理、早かったね」

「次は負けない!」

と、自然に2回目が始まる。

約15分という短さも、そんな「もう一度」を生みやすいポイントです。(sugorokuya.jp)

さらに遊び方を変えれば、別のゲームにもなる

『音速飯店』は、基本ルールだけを繰り返す必要もありません。

公開されている遊び方には、カードを使って神経衰弱のように料理を完成させる「美食衰弱」もあります。(factoryblog.site)

スピード勝負では、

「誰が一番早く出せるか」

がポイントになります。

一方で美食衰弱なら、

「どこに何のカードがあったか」

という記憶が重要になります。

同じカードでも、遊び方を変えるだけで違った面白さが生まれるわけです。

さらに、ゲームの後に「自分だったらどんな中華料理を作る?」と話してみるのも面白いでしょう。

「チャー」と「メン」があったら何を作る?

新しい料理名を考えるなら?

そんな会話を始めれば、カードゲームから言葉遊びや想像遊びへ自然に発展していきます。

家族のテーブルに、「もう一回!」が生まれるゲーム

ゲームの魅力を一言で表すなら、『音速飯店』は「みんなで同時に動く楽しさ」を味わえるゲームです。

順番を待つのではなく、場を見て、手札を探して、声を出して、すぐにカードを出す。

だから、ゲーム中には自然と声が出ます。

そして、誰かが間違えたり、狙っていたカードを先に出されたりすると、そこから笑いが生まれる。

勝敗だけではなく、そこに至るまでの慌ただしさそのものが思い出になるのです。

6歳から大人まで、2〜6人で遊べて、約15分。

家族で過ごす休日に。

友達が集まったときに。

帰省や旅行のお供に。

「みんなでできるゲームが欲しいけれど、難しいルールは避けたい」というときにも、候補に入れやすいでしょう。

箱を開けたら、あとは中華料理店の開店です。

さあ、注文は決まりましたか?

「ちゅうも〜ん!」の掛け声から始まる、音速の中華料理バトル。

次の「もう一回!」を、ぜひテーブルの上で体験してみてください。

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