【もじつけ】7文字目 ―ぬも―

もじつけ

第7回目は「ぬも」。なかなか面白そうな文字である。完成後に発表するメンバーが3名と固定化されつつある。平仮名ばかりでは「もじつけの自由性」と異なるものになるのではないか、といった意見も出て、私たちになじみのない外国語を取り入れる方向になった。なじみのない言語に対し、どのように文字に意味をつけるのかといった本質的な「もじつけ」を探求するため、次の段階を模索していた。

制作過程

まず、「ぬも」の文字の形に注目した。「ぬ」も「も」もうねうねとしている形で、平仮名にしては複雑な形状だ。「ぬも」を鏡文字で書いてみると、いっそう不思議な形だ。「ヌモ」とカタカナに変換するとゴツゴツしていて、同様に鏡文字で書くと、何かの記号のようにみえる。平仮名とカタカナでは丸みと角張りと異なった形状であり全く違うイメージができる。

次に、カタカナで「ヌモ」と書いたときに、ニモと発音が似ていることに注目した。似たような言葉にクモもあるが、私のイメージではヌモとクモは距離があるように見えて、ヌモとニモには近しい距離にある文字だと思った。

作品説明

ぬも

海の中で花に擬態するタコ。海の花といわれている。

文字情報
1文字目:日本語
2文字目:日本語
投稿日:2022.8.29

制作後の感想

作品説明が薄い。絵に対する設定が生かし切れていない気がする。今一度、作品説明を修正するとしたらこのように加筆するだろう。

『海の中で花に擬態するタコ。海の花ともいわれるように、頭は鮮やかな色を魅せる。単体での移動はせず、5匹ほどが纏まって擬態しているため、とても綺麗である。天然の「ぬも」を見るために、スキューバダイビングを始める人がいるぐらい、人々から注目されている。』

こんな感じだろうか。

他にも作品がありますので、
引き続きお楽しみください!

また、もじつけ仲間も募集しております。
「もじつけ」に興味がある方は気軽にご連絡ください。

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