第3回目にしてこの遊びの名前が決まった。「もじつけ」という名前である。また、2回目までは2名で遊んでいたが、今回のお題から3名で活動するようになった。より多くの人が参加できるようルール作りを作成していたのもこのころである。
第3回目は苦戦した。
「くし」は日常的に使われている言葉であり、創造する経験値の低い私にとっては「くし」という言葉に引っ張られてしまうのであった。
制作過程
まず、「くし」という文字から連想させた。「94、kushi、クシ」。「94」は苦しみやネガティブなイメージがある。「kushi」は何も思いつかないが、「クシ」は漢字に変換してみると「九市(9つの市、ばらばら)、串(とげ)」が想像できた。これだけでは、何もわからない。考えなければ、「串(くし)」や「櫛(くし)」といった既存のイメージが絵に影響されそうになった。
次に、文字の画数に注目してみた。「く」も「し」も一角で書けるという共通点があった。また、「く」を書くときの角度、「し」の丸みが絵に繋がるのではないかとイメージしていた。
「くし」の要素は出し尽くしたが、どのようなベースにするか悩んでいた。1回目が生き物、2回目が説明とバラバラであったからだ。3回目は植物をベースにしようと決まったのは、書いている途中だった。初めはサソリを描こうとしていたが、描けず、途中で変更したのは覚えている。
このような作品が完成した。
作品説明
哀しい出来事が起こったときに見かけることができるといわれる植物。その植物の葉で歯を磨くことで、厄除けの役割を果たしたという。元気な時は見つけることができず、哀しい出来事や気持ちになった時にしか見つけることができない。「くし」が風に吹かれ、揺れている姿を見るだけでもリラックス効果があるのだとか。
文字情報
1文字目:日本語
2文字目:日本語
投稿日:2022.8.7
制作後の感想
既存の文字の並びから新たな創造をするのはとても難しかった。この植物を9つ描こうという案もあったが、数字への影響が強すぎるためとなった。動物や自然物を描く練習をしていたら創造の幅が広がるのではないかとも思った。
他にも作品がありますので、
引き続きお楽しみください!
また、もじつけ仲間も募集しております。
「もじつけ」に興味がある方は気軽にご連絡ください。
コメント