いつも参加しているメンバー以外にも声をかけ、二人でもじつけを行いました。この活動を説明し、「面白そう!」と言ってくれたので、誘ったことがキッカケだ。創作活動は一人でも面白いが2人以上だと、自分では見えない視点を相互的に提供してくれる。長く活動に興味を持ってもらえるように続けていきたい。
私は「日本語だけのもじつけもあるよ」と伝えたが、「知らない文字の方が面白そう」とチャレンジャーだった。さて、作品の創作過程を見ようと思う。
制作過程
1文字目の「కె」は、頭に何かついたヘビなのではないか。アルファベットの「S」の上にちょこんっと乗っかっている見た目からモヒカンを想像した。
2文字目の「Ⱗ」は、第1回で創作した「うぬ」に非常に似ている。「うぬ」は妖精で、「Ⱗ」も同様に妖精っぽい形の文字だ。他にも、この文字を90度回転させてみると、根っこに枝、まるで木みたいにも見える。
1文字目は「はB(第12回)」の作品を思い出し、2文字目は「うぬ(第1回)」の作品を思い起こさせる文字であった。この二つの作品を合わせたものが、「కె Ⱗ」を指す用語なのではないかとも思わせる。
「うぬ」の要素は曖昧さであり、「はB」の要素は伝承性といった特徴があった。今回は「はB」の蛇の要素をメインにし、「うぬ」のような羽を生やした。それが、「కె Ⱗ」である。
作品説明
はBの亜種。はBとは異なり、出会ったらどんな善人でも邪(よこしま)な気持ちにさせてしまうという。新月や街灯のない場所に出現する。分類的には妖精だが、妖怪としての伝承もある。明るい場所が苦手で光を当てると影の世界に帰ってしまう。
文字情報
1文字目:ブラーフミー系文字(母音)
2文字目:グラゴル文字
投稿日:2022.11.23
制作後の感想
過去作品の文字同士の組み合わせは、今作が初めてである。過去にもじつけを積み重ねてきたからできる作品だともいえる。進化や変化といった新たな試みだろう。しかし、要素を重ねてみたはいいものの、作品が薄まっていくような感じがあった。文字そのものの感性を大切にし、そこから創造が生み出せるようにしていきたいと思う。
他にも作品がありますので、
引き続きお楽しみください!
また、もじつけ仲間も募集しております!
「もじつけ」に興味がある方は気軽にご連絡ください。
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