記念すべき20回目の「もじつけ」であり、一人でも楽しめるようにもなってきた頃であった。1人でもじつけをしているときは、制作に1時間ぐらいかかる。いつものメンバーで活動するときは、発表期限ぎりぎりまで創作のイメージを膨らませ、意味づけをしていくので、毎回、完成するのは発表の1時間前になってしまう。最近、そんなことに気がついた。
みんなで発表するとなると、予定も合わせるため、創作活動のタイムミリットがある。だけども、創作するまでに色々な経験をし、期日ギリギリまで案を寝かせることができるので良い作品になるのだと思っている。寝かしすぎても作りたいものがブレてしまったり、お題を忘れていしまったりするので、どのくらい寝かしたらいいか検証してみるのも面白いかもしれない。
さて、話題が脱線する前に作品紹介をしたいと思う。
制作過程
1文字目の「య」は、ヒトが横になっている姿。横になって手足を伸ばしているのだろうか。手足を伸ばしているのはぶら下がっているのかもしれない。ヒトじゃなくてナマケモノっぽさを感じる。
2文字目の「Դ」は、水道の蛇口、杖(つえ)、てこの原理を使ったエレベーターが形から連想した。
2文字目の蛇口にイメージが引っ張られ、書き始める。自然物がいいなと思い、蛇口に葉っぱを付け加えた。この蛇口の水が出るのだとしたら、川みたいになるのかなと思い、川を描く。蛇口の葉っぱ、葉っぱということは、落ちたり、切り離したりすることも可能だろうと思い、その葉っぱを活用する人々を連想した。
作品説明
川の近くに生え、過剰に吸い取った水分を滝のように降らせる不思議な植物。高さは20m を超えるものもある。యԴ の葉も巨大で現地住民は葉を船として活用する。
文字情報
1文字目:ブラーフミー系文字(子音)
2文字目:アルメニア文字
投稿日:2022.11.18
制作後の感想
今一度、この文字と向き直すと、他の観点から色々と連想ができた面白い文字だったことに気がつかされる。例えば、1文字目の「య」だったら「ねじれているパンに何かをまぶしている」や「口の横に何かがついている」など。2文字目の「Դ」だったら「ウナギ」や「街灯」とかも考えられる候補なのかもしれない。冒頭にも書いたが、「文字に対してどれだけ連想させることができるか」がデザインの軸を安定させ辻褄の合う説明にも辿りつくのだと思う。
他にも作品がありますので、
引き続きお楽しみください!
また、もじつけ仲間も募集しております。
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